相模湖をめざして出発
ということで、亭主は泊りがけで八ヶ岳へ行くというので、月に一度の貴重な連休だが日帰り(それもできたら6時間で帰宅、まあその辺は8~10時間くらいでも、どってことないが)でしか出かけられないので仕方ない
クリートの着脱はなんとかなりそうなので、メカニックのお兄さんに
「相模湖行ってきたよー」
と言いたいばっかり(いや、それだけじゃないけど)に津久井湖から相模湖まで行ってみることにした
先日行ったゼブラからあと5,6kmだけ距離を延ばせばいいので大したことないはず・・・はず・・・
そばにあるさがみ湖プレジャーフォレストは何度か車で行ったことがあるが山登りだったような記憶もある(昔はさがみ湖ピクニックランドというお名前だったような記憶・・・余談だが、仮面ライダーや戦隊物のロケ地によく使われていた時期がある)
でも、まあ、ゼブラまでは一度は行けたし、行くだけ行ってみよう、と出発
遠回りして相模川沿いの道を通る
(途中のポケジムにポケモン置く)
けっこう暑い、汗出る、水分補給する、お手洗い行きたくなる
なので、相変わらず10kmごと位に小休止するからなかなか進まない
途中の「すいどう道トロッコ」を通る
細い普通の道なんだけど妙にまっすぐでずっと遠くまで見えるのでなんかうれしい
クリートはなんとなく不安なので下り坂でははずして走行
で、ゼブラ到着
(憧れのローディーなお嬢さんのブログで知ったカフェである)
たどころっちのお席もある
今日はトマトサンド(プロシュートとルッコラがうれしい)、贅沢して人参ポタージュも頼んだぜ、うぇ~い
「自転車ラックが置いてあると歓迎してもらえてるみたいでとてもうれしい」
と、どなたかがツイッターかブログかに書いていたのを読んだがホント心から同意
建物の中にラックがあったらもう、「熱烈歓迎」してもらってるみたいで本当にうれしい
「お11時」をすませて(これと別にお昼を食べる気満々)お手洗いを済ませようとしたら、チョウチョがいた
シロチョウの仲間みたいに見えるけどサイズはアゲハチョウくらいの大きさがある
初めて見たチョウのような気がするのでうれしかった
で、出発
上りだ・・・
上りだ・・・
上りだ・・・
やっぱり記憶の通り坂道だ
でもなんとか三ヶ木という交差点を少し過ぎたとこで下りになった
「おい、待て」
と心の声
「このくだり下ったらまた上ってこなきゃならないぞ」
その時私の心が折れた
やっぱやめよう・・・
本当に根性なしだなあ、と自分でも思うが、知らない道を行くのってそれなりに勇気がいるのである
結局三ヶ木まで引き返して宮が瀬経由で帰路につくことにした
上りもあればくだりもあるが、まあなんとか順調にオギノパンまでたどり着いた
(ここのポケジムにまたポケモン置く)
オギノパンからグーグルマップで帰宅の道順を調べたら、いつもと違うルートが出た
オギノパンの交差点の細い道を入っていくルートが出た
道の様子を見てみたらなんとなく楽しそうである
オギノパンから自宅まではたかが知れてる(ケリ坂上るのは心配だけど)から違う道を行ってみることに
おーなんか気持ちいい雲ぢゃないか
こっちで正解だな、うん正解だな
なんだこの延々と続く上り道は、山かよ・・・
途中、かごしょって歩いてるお兄さんがいたので
「この上りってまだ続きますか?」
と訊いてみたら
「あと50m位で終わるよ」
そうかー、じゃあせっかく上ったのに引き返すのはもったいないな、あと少し上ろう
お礼を言って先へ進む
げ、山だった・・・
志田峠って、うわー峠越えちゃったよ
熊も出るのか、
(愛川山岳会の字体みるとなんか妖怪の方が半分は混じってないと収まりがつかないきがするのは私だけだろうか)
標高310mの山なー、世間のみなさまは標高1000超えの山をブルベでぐいぐい上ってるんだよな、いやいや、人は人、俺は俺
と、なんかわからんが上りは終わったので基本機嫌が良くなっている
で、下り始めた
おい、おい、おおーい
私の目の前には未舗装の道が続いていた・・・・
道引き返すのもしゃくなので押して歩いた
500mかなー1kmかなー、それなりの距離あったぞ
しかし、徒歩設定のナビを頼りにポタリングってのは意外性があって楽しい
ケリ坂は通らずに帰路へ、宮が瀬へ行く途中で一番怖い長坂下あたりを泣きながらちみちみブレーキかけて速度落として進み、昭和橋を渡る
すいてるからひょっとしたら自転車通っちゃいけないかもしれない相模川沿いの道をこっそりと通る
今度はこういう道かい、
ま、ゆっくり行こう
一休み(そればっかり)
でもまあ、気持ちいいものは気持ちいい
そしてせっかくの二連休だったのに次の日は大腿四頭筋が筋肉痛で一日うだうだとすごしましたとさ
(自転車でなのか前々日の筋トレのせいなのか不明)
しかし、一人でさみしいなあ、と思うこともあるけど反面、突然目的地変更もするし、休んでばっかりだし、そんなんでいいのかもしれない、とも思う今日この頃であった
ウェアのこととか
世間の自転車関連でよく聞くのが、ウェアとかシューズとか靴下とか専用のものを使うと楽だ、というのだが、そんなに自転車に予算をかけられないので、どうしたものかな、と考えていた
それから、正式名称が今ひとつわからないのも困っていた
(単に私がバカなのかもしれないけど)
サイジャというのは上に着るものを指すのか、
レーパンとは自転車用のパンツのことなのか、他のスポーツのレース用のパンツも含むのか、
ビンディングはいろいろ種類がある、とされてるけどクリート以外になんかあるのか、なんか今一つわかんない
(私がアホだからかもしれないけど)
当初、ひものないズック靴にジーンズの右すそを折って、上は適当
それに、子持ちシシャモを通り過ぎてパンパンの腹のニシンかサケみたいな足を世間にさらすのもどうかなあ、と、なけなしの良識が頭をもたげもする
新宿のYsロードでウェアを見たらけっこうなお値段もするし、いらんかな、と思ってたが、背中にポケットついてるのは便利だよな、とか、おズボンの右すそをいちいちまくりあげなくて済むのはいいかも、とか思って、試しにオークションやアマゾンをチェックしてみたら、安いものもけっこうあるのがわかった
それで、取り寄せてみた
【ウェア/パンツ】
(確か2000円くらいの半ズボン型、春夏用)
骨盤の位置を少し後ろ気味に座るようにしたら尻が痛い、ということはなくなっていたが、パッドがついてるとフィット感が違うのがわかった
ただサドルに乗り降りするときにサドルの先にパンツが引っかかって難儀することはあるのだが、これは乗り方の問題なのか、履き方の問題なのか、パンツの問題なのか、サイズが大きめだったのか、あるいはこういうものなのか、なんかよくわからない
【ウェア/上】←なんていうんだ、サイジャがこれなのかな
(2000円台・春夏半そで)
背中のポケットが便利だ、しっかりゴムがついてるので安心して物(鍵とかスマフォとかバッテリーとか小銭入れとか)が入れられる
汗もよく乾くような気がする
私は綿か麻じゃないとかぶれることがあるんで、それはちょっと心配だったけどなんか大丈夫そうだし
【ウェア・日除けレッグカバー&アームカバー】
(それぞれ1000円前後)
レッグカバーは滑り止めのゴムの部分で思いっきりかぶれてしまった
(ただ、かぶれほどに長引かなかったので単なるあせもかもしれない)
→自転車屋さんで、ゴムのついてないレッグカバーはないものかと訊いたらないそうで、でもそばにいたお客さんの人が「めくってあたらないようにしてみては?」と言ってくれたので昨日試してみた、そしたら、かぶれはしなかったけどけっこうずり落ちる、でもずり落ちても実質的なマイナスはないのでしばらくこれで行こうと思う
あかんようならガーターベルトを探し出して使うか
【シューズ】
(SHIMANO9800円→6800円)
上り坂で相変わらず気持ちがくじけるので、あとはウェアでなんとかなるとしたら、ビンディングかなあ、でも、ビンディングってどんな感じなのか調べてみたけど感覚的にどうしてもピンとこない、10kmごとに休憩するペースのゆるゆるポタだから、歩きにくくなるのはヤかな、とか、いろいろ考えるけど、どうもわからない、と自転車屋さんに相談してみることに
別にビンディングにしなきゃいけないわけもないんだけど、やってみないと感覚的にわからないことってあって、やってみて挫折はそれはそれでいいけど(そういうとこがんばるにはもう時間が少ない)やってみないとわかんないことはなるべくやってみようと思うわけだ
スニーカーみたいなタイプのもあり、ペダルも表はビンディングだけど裏はフラットのものもあるという
ちょうど、新しいモデルが出たので古いモデルが値引きされていて運よくサイズも合ったので急に試してみようかな、という気持ちになった
更に自転車屋さんはいろいろ調べてくれて軽い力で着脱のできるものがある、と教えてくれたので、それを取り寄せてもらうことにした
シューズのほうは普通のスニーカー状で裏についてるゴムみたいなとこをはずして金具(クリートというのか?)を取り付けるようになっているので、とりあえず、クリートなしでそのスニーカー状態で一度50kmくらい走ってみた
足元が硬くてしっかりしてるので楽な気もするが足首以下が痛くなったことはないので、正直靴がどの程度影響があるのかよくわからない
そして「たどころっちに乗って、シューズを履いて」自転車屋さんへ
靴の加工?もペダルの取りつけもやってもらった(ホントは見ててもらいながら自分でやりたかったんだけど、そういうの面倒なのか危険な感じがするのかどうかな)
アジャスターがついていて、金具がはまったり外れたりする時に必要な力加減は調節できるそうだ
いろいろ相談して右はやや強めに、左ははずれやすいように緩めにしてもらった
【ペダル】
(6000円しなかったと思う)
こちら側がクリートがつくとこ
こっちはフラットなほう
靴の裏はこうなった
試しに乗ってみたら、はまるときははまる、みたいなゆるーい感じ
とりあえずペダルから足を離す時は外側にひねるくせをつけてしまえばすぐに対応できそうである
(問題はそのくせがすぐつくかどうかである、新しいことを覚えるのに本当に時間がかかるのである、これが気質なのか加齢なのかはよくわからん)
目視しなくても裏と表を使い分けられるように、というのも大事だな
さて、一階のお兄さんが言ってくれた「次は相模湖」はこの靴とペダルで行ってみよう
宮が瀬再び
5月15日、詳細は省くが肉親関係の用事がなく、休みが自由に使えるので(感涙)宮が瀬に再び行くことにした
自宅には今猫が3匹いて、そのうち2匹は食が細く基本やせている。
もう一匹は食欲がすごく肥満傾向があり、置いてあればあるだけ食ってしまって、不健康なほどに太ってしまうので置き餌はできず、かつ、一日二回の平均的な猫給餌回数だと2匹がどんどんやせてしまうので、1日4回、少量づつ与えている
(従って長い時間家を空けられない、自宅仕事だからできることではある)
リュックサックに、譲っていただいた京伏のみどくんと小鞠さんのハンドル缶バッチ(このデザインすごく好き)をつけて出発
宮が瀬湖の周りぐるっとできるかな、無理かな、とか早くもひよりながら7時半頃出発
(17時からexレイドがあるので、それにも間に合いたい)
途中相模川へ出る道すがらに、キジの鳴き声がしたので周りを見渡したらいた
立派なオスキジ、生見するのは久々である
二度目の道というのはなかなか気楽なもので、割とあっさり(途中の坂に泣きながらも)ラックを置いてくれているローソンへ寄る
ここで、お兄さんに声をかけられしばし自転車の話をする
片手で持てる4キロくらいのロードバイクを持ってるとか、ミニベロのすごくいいのもあるぞ、とか、チェーン汚れてるね、出かけるたびにきれいにしないと、とか、境川SDあたりでチーム作ってるんだ、ビンディングじゃないんだね、とか、おもしろい話をいろいろ聞かせてくれる
私と同じくらいの年齢でロード始めたとのこと
そのうちきっとまたどっかで会うだろうな、なんか楽しかった
アンチョビのピザとこの前食べてとてもおいしかったたけのこのおやき風パンを「お10時」にする
服部牧場のジェラードはパスして宮が瀬ダムへ
とりあえずダムへ
そのあとノープランだったのだが、一周はあきらめて(根性なし)、とりあえずやまびこ橋まで行ってそのあとどうするか考えることに
宮が瀬湖
大きな魚が飛び跳ねたのが見えたりして楽しかったぞ
途中に大変に風情のある休憩場所???で休憩(休憩が多い)
しかしこのテーブル、風情があるにもほどがあるだろう(好き)
やまびこ橋のとこらへんからグーグルマップでルートを検索、
行きと違うルートにしてみたが、どこも見覚えがある
一時期よく来たもんなあ
やまびこ橋からのルートはすごい下り坂、行きにこっち来なくてよかったとしみじみする
途中でルート確認しようとベンチのあるとこで停まったら足に力はいらなくて立ちごけしてしまった
けっこう派手に転んでハンドルがフレームに入り込んでしまった
はずれないので、ハンドル動かして外そうと思ったけど力が入らず、ボルト緩められず
歩いて帰るか(まあ、帰れない距離じゃない)八ヶ岳へ行ってる亭主に迎えに来てもらうかいろいろ考えるが、とりあえず蹴ってみたらはずれたので、そのまま帰路へ
ごめんなーたどころっち、また傷が増えたな
(あとになって自転車屋さんがいうにはカーボンフレームだったらフレーム行っちゃってたかも、だそうだ、万歳アルミフレーム\(^o^)/)
ケリ坂手前の田んぼの直線はむちゃくそ向かい風で、泣いた
ほぼ平坦なのに進まないんだもん
もう無理絶対無理、3分の2まで上る、とか目標を立てた私がバカでした全部押して上がります、坂の神様ごめんなさい(なんかもうわけわかんなくなってる)
だけどケリ坂見た目は大好き
私は体力年齢は20代前半なんだ(らしい)が、ホントの20代なら経験を積めば坂を上る力はついてくるんだろうけど、日々衰えて(るんだろうと思う)いる身体だからいつか登れるようになるんだかどうだかはわからない
一気に上れたらうれしいだろうなあ
真面目に筋トレしようと心に誓うのであった